昭和18~19年 掛幅56×25cm
塵一つ無いこと。澄み切った心境をあらわす。 気負いのない暢のびやかな運筆によって、語句の意味にかなったとらわれなき心を表現している。清らかに澄み切った白い空間に文字が浮かぶ。「無」の周囲の空間がことのほか澄んでいる。木根に「竹陵」 と彫った自作の雅号印も趣深い。